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こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。
今回は20代のご夫婦(竣工当時)が建てられたお住まい「赤い屋根のフレンチ」を解説していきます。
前編では家づくりのコンセプトと外観〜玄関編、後編では居住空間をお届けします！

QOLが高まる。自然体で過ごせる家づくり

お施主様との出会いは、OB様からのご紹介でした。
今回は土地探しから完成までお付き合いさせていただきました。

お客様の家づくりのテーマは【心にゆとりがもてる家】です。
休日の時間の使い方や日常が豊かになるような暮らしを一緒に考えた上で、家の周りに山や田畑の風景が広がり、近くの小川にはオタマジャクシが泳いでいるような自然豊かな場所をご購入されました。

QOL…クオリティオブライフの略で生活や人生の質について意味しています。
家づくりにおいても、より充実した生活を育んでいただくためにQOLの向上について考えています。

外観のトレードマークは「赤い三角屋根」です。
お施主様のご希望が三角屋根のカントリー風でしたので、景観に映えるナチュラルなデザインを採用しました。
屋根の勾配をアップさせることで雰囲気づくりをしています。
正面外観をすっきり見せているためコンパクトに見えるかもしれませんが、延べ床面積は約120㎡(36坪)あり、ご家族の暮らしにちょうどよい広さです。

屋根の下にはウッドデッキを設けました。
無垢材で造作したデッキは暑くならないので裸足でも大丈夫！
LDKとフラットにつながり、縁側のように気軽にお使いいただけます。
パッシブデザインとして軒の出を深く設計しており、夏の厳しい日差しを防ぐことができます。

玄関ホールは間口を広めに設計して、ベビーカーなどを土間部分に置けるようにしました。
LDKまでの廊下を除いた、使いやすさ重視の玄関ホールです。
玄関ドアや引戸は採光窓のあるものを採用し、明るい玄関に仕上げました。

室内の様子は後編にてご紹介します。お楽しみに！