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こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。
前回に引き続き「宝箱の家」を解説していきます。

前編はこちらからご覧ください。

和でくつろぎ、洋で暮らす

エントランスホールは和の造り。
玄関を入ると低い位置に配置した窓から坪庭が見え、視線が抜けると同時に空間に彩りを与えてくれます。
これぞ和の住まいの楽しみ方ですね。

エントランスから右へ進むと和室(離れ)へ、左へ進むと生活空間につながっています。
廊下の途中には造りつけの手洗いを設置しており、来客時にも使いやすい仕様です。
手元が見えないように腰壁を設けているので、廊下から見てもスッキリとしています。

和室は旧家で使用していたものを再利用しています。
丁寧に取り外して修復をし、もう一度取付けをさせていただきました。
それぞれの部材をきれいに納めるために、お部屋の大きさや柱間隔・天井の高さなど一つ一つ見直しながらの作業となりましたが、お施主様の宝物の詰まったご希望通りの和室になりました。

立派な彫刻・組木欄間も移設され、和室の欄間として活躍しています。

続いて生活スペースをご紹介します。
外観や和室とは打って変わり、洋の空間となっています。
開口部(窓)を大きく設けた、明るく開放的なお部屋のご希望でしたので思い切り開放的な間取りにしました。
お施主様にもとても気に入っていただいています。

LDKの一部は畳スペースにしました。
こたつなどを置いてのんびりと過ごすのも良いですね。

キッチンはクリナップのSTEDIA。ブロカントというシリーズで框組の扉に特徴があるデザインです。
ブルードゥパリというカラーです。

水廻りはまとめて使いやすく。キッチン・浴室・洗面室が並んでおり、周遊できるようになっています。
家事動線にも配慮した設計です。

実際に反対側から見るとこのようになっています。
トイレや洗面脱衣室、浴室が一体型です。

和の贅沢な造りと使いやすく明るい洋空間の住まいが完成しました。
施工事例ページには他にも写真を掲載していますので、気になる方はぜひご覧ください。