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家づくりコラム 2024.12.06

吹き抜けと冬の暮らし|パッシブデザイン

こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
一段と寒さが増してきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は冬らしいテーマをお届けします。
家づくりの中で注目度の高い吹き抜けですが、冬の暮らしとは相性が良いものなのか…?気になりませんか。
巷では「光熱費がかかる」とか「寒く感じられる」などというお話もチラホラ耳にするかと思います。

住まいの空気の流れと、冬の相性

室内を広く見せてくれて開放的に暮らすことができる一つの技法「吹き抜け」。
吹き抜けにしか出せない魅力がありますから、実際に住まいに取り入れるか迷うものです。
結論からお話すると、吹き抜けと冬の相性は「決して悪くはないが、暖房効率に関しては良くはない」ということです。

詳しく解説すると、まず①エアコン等で暖まった空気は上部に流れやすいということ。下方は冷えやすくなるんですね。さらには②吹き抜けにする方が室内を滞留する空気容量が多いので、暖かい空気が部屋中に溜まるまでは時間がかかるということです。

しかし、それを解決していくのが私たちの設計技術の見せ所です。
解決策はあります!安心してください。

光熱費削減のアイデアと効率の良い空調管理アイデア

Point1 空気を循環させます

吹き抜けにするなら「シーリングファン」が必須かと思います。
カフェのようなおしゃれな演出のようにも見えますが、天井高のある空間では空気の循環をさせるための欠かせないアイテムなんです。
シーリングファンで室内の空気をかき混ぜて、一定の温度になるようにコントロールすることができます。

Point2 断熱性能を高めること

私たちは高い断熱性と換気性能のある「快適断熱・快適気密」の家づくりに取り組んでいます。
イメージするなら「換気機能の高い魔法瓶」です!
暖かい空気(夏場なら冷たい空気)を効率よく逃さない設計を行っていて、外気の影響を受けにくく快適にお過ごしいただけます。
断熱で空調の効率を高めること=光熱費の削減も可能になります。

Point3 床暖を取り入れる

基本の暖房はエアコンになることが多いですが、床暖もおすすめです。
足元がより暖かく感じられるだけではなく、じんわりと暖かい空気を空間全体に送ることができます。
これも自然の空気の流れを利用したパッシブデザインの一つです。

そういえば、アプリで床暖とエアコンを連動させて光熱費をコントロールしながら、効率よく空調ができるものがあるんですよ^ ^床暖に興味がある方はぜひお問い合わせください。

坂根工務店の家は、厳しい冬の寒さも快適にお過ごしいただけるように様々な工夫が施されています。
ぜひ見学会などにもご参加いただき、より詳しくお話させていただければと思います。

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