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こんにちは、坂根工務店の有本です。
年末に向けて大掃除を考えていらっしゃる方も多いと思います。

坂根工務店の手がける家は無垢の床や造作家具、手すりなど木製品がたくさんあります。まずは皆さんもおうちで使われている家具をお手入れしながら、木の住まいに慣れていただければ幸いです。

今回は皆さんがお掃除をされる前に！お役立ち情報や木製家具などをお手入れする上で気をつけた方が良いポイントなどをご紹介します。

 要注意！くれぐれもアルコールは使わないように

コロナ禍からの習慣でアルコール除菌をされる方も多いと思いますが、木製品にとってはよくないこと…ご存知ですか？
木製品は傷や汚れから保護するために薄い塗装が施してあります。この塗装には2種類あってウレタンやニス、自然オイル塗装(坂根工務店では蜜蝋ワックス)で仕上げてあるタイプがあります。いずれの場合でもアルコールは使わないように。

除菌するアルコールは、実は溶剤に近い成分でできているのです。
アルコールで肌が荒れてしまう方も多いですよね。
ウレタンやニス塗装の場合は、アルコールで拭くと塗装が溶けて表面が白んできたり、ベタベタしたり、
塗装ムラが生じやすくもなります。
オイル塗装の場合も、オイルが剥がれてしまうとシミができてしまうのです。

 年末お掃除用！おすすめお手入れ方法

まずは水拭きと乾拭きが基本です。
水分が木材に残るとシミ跡がついてしまいます。
固く絞った布巾で拭いて、乾拭きも必ず行ってください！
天然繊維の木綿の手ぬぐいなどが最適ですね。

 無垢材

無垢材であれば、濃い米の研ぎ汁を使った拭き掃除もピカピカになるので自然派な方は試しても良いかも。
さらに汚れを取り除いた後に蜜蝋ワックスや無垢材用オイルを塗ることで汚れの付着を防ぐことができます。年に一度程度行うと良いですよ。ご家族の毎年の行事にすると、ワイワイ楽しく家に対する愛着も増してGOOD！

【木を知ろう】無垢床のメンテナンス方法

 ウレタン・ニス塗装

すでにアルコールで拭いてしまって塗装が剥がれてベタベタすると感じる場合。
そしてキッチン付近にある木製品に、いつの間にか油汚れが付着している場合の最終手段。
オレンジオイルや中性洗剤の薄め液を使って、木目に沿って拭いていきます。
その後に水拭き→乾拭きの手順を繰り返せばベタベタ感を取り除くことができます。

※ムラになることがありますので、必ず目立たない箇所からお試しくださいね

毎年年末になると、日頃のお手入れの大切さを思い出すものです！一緒にお掃除頑張りましょう。