お知らせ・ブログ・
土地・賃貸マンション情報
家づくりコラム 2025.05.27
坂根工務店の家の軸組のキホン02 |荷重に耐える木構造
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
今回は、私たちが手がける「長く住める家」に欠かせない軸組をポイントでお話ししたいと思います。
前回は、家の“縦”を支える「柱」と縁の下の力持ち「土台」についてご紹介しました。
坂根工務店の家の軸組のキホン|長持ちする家に隠された適材適所の工夫
今回は柱と柱をつなぎ、屋根や床の重さを支えたり、建物の変形を防ぐ役割を持つ「横架材」のご紹介です。
“横”を支える=横架材とイメージしてください。
それでは、坂根工務店が手がける木造住宅と知恵と工夫を覗いてみましょう!
「梁」と呼ばれる構造。
梁というのは、床や屋根といった上部からの荷重を支える構造のことです。
また、地震などの揺れや台風などから家の変形を防ぐ重要な役割を持っています。
横に渡される構造ですから、たわみにくさ(変形のしにくさ)と強度が必要になります。
実は木材の特性的に梁の中央部は木材たわみが問題になりやすく、力が掛かりやすい支点は木材のせん断破壊(割れ)が生じやすいといえます。
これらを防ぐためには、たわみにくさと割れにくさを兼ね備えた木材が必要です。
経験だけではなく、数値的な指標(曲げヤング係数とせん断強度)でも強いとされている木材を選びます。
・米松
坂根工務店では、針葉樹の「米松」を使います。
曲げヤング係数とせん断強度において、文句なしの木材です。
流通量と価格においても、最も使いやすい素材です。
・地松
国産の松です。
米松と同様に曲げヤング係数とせん断強度に優れています。
昔から坂根工務店でも使ってきた素材です。
現在は希少な素材で、高価格となっております。
日々の暮らしの中でも、このたわみを感じることがあります。
屋根の重みに梁が耐えられなくなった時、窓枠が歪みます。
すると、窓が開閉しづらくなってしまうのです。
このようなたわみを防ぐためにも、適材適所の木材選びで“素材の本来の強さ”を活かして家づくりを行っています。
カテゴリーから絞り込む