お知らせ・ブログ・
土地・賃貸マンション情報
家づくりコラム 2025.09.09
畳を知る、敷く。魅力を再発見している人続出中!
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
昨今では、畳のある暮らしから離れ、フローリング中心の住まいを選ぶ人が増えていました。しかし今、畳ならではの“心地よさ”や”使い勝手の良さ”がもう一度見直されはじめていると感じます。
家を建ててから畳の部屋が欲しいと思い、フローリングの上にゴザや置き畳を敷いている方もいるようです。それくらい日本人にとって畳は欠かせません。
今回の家づくりコラムでは、畳の魅力を今一度おさらいしてみようと思います。
畳が昔から日本で愛されてきた理由は? 畳の魅力、再発見!
Point1 日本の気候に合っているから
昔から畳には、い草という素材が使われてきました。
い草は湿気を吸放出する【調湿効果】に優れています。梅雨や夏の蒸し暑さを和らげ、冬は乾燥を防ぐ効果が期待できます。
それから畳は一般的に約5cmの厚みがあり、【断熱性】にも優れています。
畳のオモテ+畳床(芯材)で構成されており、畳床には昔は稲わら・現在は木質ボードなどが使われていますが、どちらも熱伝導率が低く外気の影響を抑えてくれます。
夏の蒸し暑さは、毎年深刻に感じるようになりました。
将来的にも、畳のもつ調湿効果と断熱性は重宝していくのではないでしょうか?
Point2 私たちの生活様式との相性
日本人には、床に直接座るという文化があります。
最近はベッドで寝る方が多いかと思いますが、布団を敷いて寝る習慣も昔から続いています。
畳は素材が密に織り込まれ【弾力性】に優れています。
カーペットを敷くよりも、座り心地が良く、身体への負担も軽減できます。お子さんのお昼寝するスペースにもピッタリです!
また畳の構造は【衝撃吸収性】にも優れているので、小さな子どもや高齢の方が転んでもケガをしにくく【安全性】も高い。滑りにくさも期待できます。
昨今は畳オモテの素材も進化して、昔から伝統的に続く「い草畳オモテ」の他にも、「和紙畳オモテ」「樹脂畳オモテ」といった種類で、用途に合わせて使い分けることができます。
いずれも耐久性があり、お手入れが比較的簡単なのも嬉しいです。(素材によって日常のお手入れ方法には違いがあります。)
それから、「子どものプレイルーム」「寝室」「客間」など、部屋の用途を簡単に切り替えられる【可変性】も特徴です。
この便利さから、畳のある部屋を希望される方が多いのだと実感しています。
Point3 和の心、文化と美意識
最近は「ジャパンディ」と呼ばれる素材の質感を活かしたインテリアが人気です。
畳は、木材などの自然素材と相性が良く、独特の落ち着きある空間を演出してくれます。
若い世代にも注目の的で、和室のある物件も人気のようです。
格式や伝統にも畳は欠かせません。冠婚葬祭といった日本の行事は畳の上で行われることが多く、日本の暮らしのシンボルだといえます。余談ではありますが、坂根工務店では多くのお客様のご要望に応えるため、伝統的な和室を作り続けることができる「大工の育成」にも尽力しています。
まとめ
今回は、畳の魅力をまとめてみました。
子どもの頃から身近にあった畳ですが、年を重ねるごとにその魅力と必要性に気づかされます。坂根工務店のお施主様にも人気の高い畳は、和室はもちろん畳室、畳の小上がりに活用されています。
現代の暮らし+畳は、ぜひ完成見学会でご覧いただければ幸いです。
カテゴリーから絞り込む