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家づくりコラム 2026.01.20
暖房が効かない理由は?|エアコンの位置など気をつけるべき点
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
「エアコンをつけているのに寒い」
「設定温度を上げても、なかなか暖まらない」
家づくりやリノベーションの相談で、冬になると必ず出てくる声です。
今回は「暖房が効かない家に共通する原因」と、計画時・改修時に気をつけたいポイントを解説します。
暖房機器の性能ではない!?住まいによって暖房の効きは変わります

Point1 断熱・気密の問題|暖房性能に直結する基本
暖房が効くかどうかは、「断熱と気密でほぼ決まる」と言っても過言ではありません。
しかし、断熱は「入っていれば大丈夫」というわけでもないんです。
30〜40年前から、住宅に断熱材を入れるという概念が日本でも広まりましたが
断熱材の種類や厚み、施工精度は現在の基準とは大きく異なります。
当時は、隙間なく施工するという考え方が十分ではなく、結果として「熱が逃げやすい家」になっているケースが多くあります。いくら断熱性能が高くても、隙間だらけでは意味がありません。
暖めた空気が外へ逃げ、外の冷気が入り続ければ、エアコンは常に「追いかけ暖房」をしている状態になります。
断熱と気密はセットで考えることが現代の基本で、断熱と気密が同時に成立し効果を発揮し大きな効果が得られます。
Point2 間取り・動線・部屋の形の影響
広い空間ほど、必要なエネルギーは大きいです。
暖房は、床面積ではなく「空間の体積」として考える必要があります。
“天井が高い・吹き抜けがある・階段室とつながっている”
こうした空間は、同じ広さでも必要な暖房能力が大きくなります。
暖かい空気は上へ流れていく特性を持ちます。
吹き抜けや階段があると、暖気が上階へ抜け足元が寒くなりがちです。
シーリングファンなどで暖かい空気を循環させることで、同じ暖房能力でも体感温度は大きく改善します。広い空間の暖房をする時は、こうした工夫をすることが大切です。
それから廊下が断熱・空調エリアに含まれてなく、冷気の通り道になっている家も多くあります。居住スペースだけではなく、魔法瓶のように家全体を包み込むように断熱施工をすることで暖かい住まいとなります。
Point3 窓・開口部がもたらす熱損失

実は、窓は熱が最も逃げやすい場所です。
どれだけ壁や天井を断熱しても、開口部の性能が低いと熱は逃げていきます。
最近は「窓が少ない家」が増えている印象ですが、それも熱損失を抑える一つの考え方ですね。しかし、私たちの考える「パッシブデザイン(自然の力を利用した設計)」には窓は必要不可欠。そこで、窓の性能とサイズのバランスを大切にしています。
Low-Eガラスやアルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシを使用して熱損失の少ない家を実現しています。この方法なら新築だけでなくリノベーションでも効果的で、多くのお客様にご満足いただけています。
さらに、マンションのリノベーションでは外窓の交換が難しい場合もあります。
その場合、内窓の設置をすることで断熱・防音面ともに改善できます。
Point4 暖房器具の設置・性能|エアコンの位置が重要

エアコンは「能力」より「配置」だと考えています。
・熱だまりができないように、部屋の長手方向に送風できるか
・空間全体に空気が循環するか
こうした点を考えずに設置すると、一部だけ暖かく他が寒い家になってしまいます。
暖房機器の性能を上げるのではなく、家全体を通して空気を循環させる設計をすることで、
吹き抜けや広いLDKであっても、暖房効率の高い家をつくることはできるんです!
まとめ|最近の家が暖かい理由
「なんで坂根工務店の家って暖かいんですか?」
30代から50〜60代の方まで、よく聞かれる質問です。
・断熱と気密をセットで考えている
・空間の体積に合わせた暖房計画
・窓や換気まで含めた設計
それは、これらが計画されているからです。
暖房が効かない原因は、エアコンだけの問題ではありません。
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