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aboutさかね 2022.05.17
坂根工務店の職人技をのぞいて!のぞいて!(1)
こんにちは、坂根工務店代表取締役の坂根功一です。
本日ご紹介する坂根工務店の職人技は、木材の加工について。
皆さんにはご周知いただけているかもしれませんが…(そうだと嬉しいです!)
坂根工務店の創業は天保10年。180年の歴史となりました。
これまで師匠から弟子へ、そのまた孫弟子へと技術の継承を繰り返してきたと考えると感慨深いですね。
とりわけ木材の目利き・加工については大工の基本中の基本として、日々研鑽を積んでいます。
これができないと「木材も使いこなされへんやつは、大工やなくて大六や!!」と呼ばれてしまいます。
木材とは自然素材。それぞれ種類によっても個性が強く、なかなか一筋縄ではいかないものですね。
修行を重ねることで適材適所を見分け、使い分けることができます。
冒頭の通り、私たちは木材をできる限り“自社で加工する=手刻み”にこだわっています。
プレカット(工場で加工したもの)が効率の良い場合もあり、価格面や使用場所によっては
取り入れることはもちろんあります。
だけど自然素材とは数字に書き表せない手強さがあるもの。
本当にこればかりは機械ではどうしようもない…!
その点“木の特性を読む力”のある職人というのは、微妙なさじ加減をもってして調整可能。
例えば新築時には問題なかったとしても、経年すると重力によってたわみが生じてしまいますね。
これを最初から「たわむで!」ということを見越しておく力、読む力が私たちの技術なんです。
▲手刻みの様子
▲大工さんの鉋づかい
シュルシュルっと心地良い音を立てて削っていきます。
「自分で木に触って削って、寸法をとって。」
「善し悪しをみることで、想いがこもっていくものです。」
坂根工務店が木材を自社で加工する理由がここにあります。
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