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現場リポート 2022.09.27
坂根工務店の職人技をのぞいて!のぞいて!(5)
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
本日はご紹介する職人技は「金属屋根の屋根葺き」です。
道すがら「あの家の屋根かっこいいな」なんて感じたことはありませんか?
ふと屋根の方を見上げてみると、おしゃれな屋根の色やめずらしい「鬼瓦」など…
その違いや家主のこだわりが、意外と面白いですよね!
今回はそんな屋根を葺く舞台裏にフォーカス。
現場の様子を少しお見せします。
こちらは和風住宅の玄関ポーチの屋根を葺いているところ。
軽量で耐震性に優れ、耐風性に優れた葺き方を行うガルバリウム鋼板の屋根に仕上げていきます。
大工さんが下地を施工、金属屋根の仕上げは専門の板金屋さんが手がけてくれます。
今回特長的なのは「段葺き」であること。
金属屋根の葺き方・横葺きの一つですが、つなぎ目を立体的にする特殊な葺き方です。
段葺きにすると、玄関ポーチ屋根に“立体感を与え、玄関先の印象をより美しく魅せる”ことができます。
さらに段葺きの場合、下方に盛り上がった形状によって水切れが良いという特長があります。
つまり、雨水の侵入をブロックできる形ということ!
雨水をきちんと排水できるようにするために、軒先側から折り重ねて葺いていきます。
▲段葺きの様子
この段葺き(横葺き)を施す屋根には勾配があります。
いくら熟練のプロとはいえ危険と隣合わせ。
それでも玄関屋根はお家の顔ですから、「平行に美しく」屋根の上でも常に細かな作業が行われています。
実は今回ご紹介した段葺き以外にも、“家のデザイン”や“立地条件”などによって異なる工夫を凝らしています。
皆さんが日常的に見ている屋根にも、きっと様々な工夫が隠されているはずですよ。
「うちはどんな屋根?どんな葺き方をしてくれるのかな?」
屋根上の見えにくい部分ではありますが、そんな風に興味を持っていただけると嬉しいですね。
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