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家づくりコラム 2023.02.23
建築士が本音で答える!使いやすいクローゼットとは|家事動線や湿気対策も
こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。
家づくりの基本の「クローゼット」ですが、住まいは十人十色。
家のデザインや間取り、家族の人数や生活スタイルによって様々です。
坂根工務店も多くの事例を手掛けてきましたが、同じものは一つとしてありません。
そんな中でも、本日は特別にこれまでの経験から「やっぱりつくって良かった」「暮らしが楽になった」
と実感できる「使いやすいクローゼットのポイント」を解説付きでお届けします。
建築士が考える!真似したいクローゼット
Point1 やっぱり「かける収納」が便利!
クローゼットの大きさや収納力は家によって違いますが、かける収納は本当に便利だと思います。
アパレルショップのように服を収納するのもカッコいいですが、忙しい毎日の中では
少々面倒くさくなることもあるでしょう。(主婦の皆さんは共感してくれるはず!)
全ては好みになりますが、個人的には衣類は全てかけられると便利だなと思います。
収納スペースに限りがある場合は、季節ごとに入れ替えると良いですね。
写真の事例は「かける収納」がたくさん!ウォークインクローゼットで広い収納スペースを確保しています。
高さもあるので、ロングコートやワンピースなども楽々かけることができますね♪
Point2 入れるものに合わせて、効率的に整理整頓
片付けが少々苦手…という方は、クローゼットの中もごちゃごちゃしてしまうかもしれませんね。
後からチェストやカラーボックスを購入して中をアレンジする方が多いのですが、
クローゼットを無駄なく使うのは難しいですね。
そんな時は、あらかじめ衣服などの収納物に合わせた「システム収納」がおすすめです。
システム収納…棚や引き出しなど、用途に応じたパーツを組み合わせてつくる収納のこと。
例えば、スーツ・シャツやネクタイなどがきれいに並んでいると気持ち良いと感じませんか?
クローゼットにぴったりの大きさで造作するので、デッドスペースがありません。
片付けが苦手な方も、整理整頓がしやすいと思います。
Point3 家事動線上にあるファミリークローゼットは主婦のミカタ
家事の負担を減らすなら「ファミリークローゼット」もおすすめです。
家族の衣類がそこに集約されているので、洗濯物の片付けが楽になりますよ!
家事動線上にファミリークローゼットを設ければ、無駄なく家事をこなすことができます。
図をご覧いただくと分かるように、家事動線をまとめています。
実際に写真で見てみると…
キッチンからファミリークローゼットへ。
ファミリークローゼットから洗面・ランドリースペースへつながっています。
忙しい朝にも、一連の流れで家事をこなすことができます。
間取りを変えるだけで楽になることを実感していただけると思います!
Point4 通気性を考えたクローゼット
大切な衣類を収納するスペース。ジメジメとした空間はイヤですね!
先ほどご紹介したファミリークローゼットには、開口部を設け「風の通り道」をつくっているため湿気を溜めこみません。
間取りだけでも湿気対策・カビ対策ができるでしょう。
さらに小窓や換気扇を設けて、衣類や日用品を湿気から守っています。
皆さんの住まいへのお悩みを、家づくりを通して解消していきましょう。
建築士が本音で答えたアイデア、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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