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家づくりコラム 2023.03.23
日本の伝統建築に学ぶ!自然を味方につけるパッシブデザイン
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
パッシブデザインという言葉はご存知ですか?
簡単にいうと、自然の力を利用した省エネ住宅のことを指しています。
くわしくはこちらのページでご紹介しています。
→ 四季を感じ、自然を感じる家づくり
現在ではパッシブデザインという名前で知られていますが、実は日本の伝統的な建築工法の中にも
「自然の力を利用した工夫」がたくさん使われてきました。
本日は伝統建築における、パッシブデザインをまとめてご紹介します。
日本の伝統建築に隠れたパッシブデザインとは?
深い庇(ひさし)
坂根工務店の家は、伝統工法の良さを残して大きな開口部には深い庇を設けます。
例えば銅板葺きと瓦葺き屋根を用れば、より低く深い庇をつくることができます。
夏と冬では太陽の角度が変わります。
夏の日差しを防ぎ、冬の陽光が入るように計算して「軒の出」を決めています。
格子・欄間
格子や欄間は、通気性と室内に光を通す役割も果たします。目隠しも兼ねた日本が誇る建具です。
「通気性を高めたいけど、人の目線が気になる」「空間を仕切りたいけど、光も取り入れたい」そんな時にぴったりです。
縦格子はデザインが良く、モダンな住宅にも相性が良いため、現代の住宅において人気が高まっています。
障子紙
障子は光の透過性が高い建具です。
外からの視線を防ぎつつ、室内に光を取り入れることができます。
さらに和紙には自然な「吸湿性」、「保湿性」もあります。
それから、窓と室内の間に障子を挟むことによって「断熱性」にも期待できますよ。
樹木
家の敷地に樹木を植えると、夏の厳しい光を避けることができます。
また樹木の影により、空気を冷やすことができます。
樹木を庭に配置するのは装飾の面だけではありません。
実用的なものとして庭に植えられるのです。
縁側
縁側は外気温や太陽光などの外部の影響を、直接室内に取り込まないための工夫です。
熱い日差しを和らげてくれますし、冬の冷気も一層空間を挟むことで防ぐことができます。
今回は日本の伝統的な建築が持つ、パッシブデザインの一部を紹介しました。
意外にもたくさんあるでしょう?
高断熱で気密性の高い現代工法に加えて、ご紹介した伝統的な建築の良さを取り入れる。
これが坂根工務店の家づくりの特長です。
現代に合わせたデザインに、バランスよく掛け合わせてより快適な住まいをつくります。