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aboutさかね 2023.10.19
スタッフ談議「バリアフリーってどこまで必要?」
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
本日のスタッフ談議は「家づくりにおける、バリアフリーの必要性」というテーマでお届けします。
家は一生物といっても過言ではありませんので、バリアフリーは住まいの大きな課題の一つです。
坂根工務店の営業設計室メンバーは実際どう考えているのでしょうか?
そもそもバリアフリーは本当に必要?
(坂根広泰)皆さん今日の題材は「バリアフリー」についてです!
最初にバリアフリーが住まいに必要か否かという点について皆さんの意見を聞かせてください!
(堂本)うーん、どっちとも言えないのが僕の意見です。
面白い家を作りたいって思うからこそバリアフリーを考えると制限が大きくなってしまう点がネック。
時々お施主様とお話しすることがあるけど、もし若い方ならいきなりバリアフリー化を深くは考えなくて良いと思う!
不安なら後からバリアフリー化できるように、設計を工夫することが可能なので。
(林)私は義母のために、家をリフォームしたからバリアフリーについて考えておくのは賛成。
特に細かい段差をなくした設計は、私達夫婦の将来を考えても安心材料になっています。
堂本さんが言うように、事前に準備や工夫ができるなら若いうちは大胆な設計を楽しむのも良いと思います。
(有本)私も賛成派です!バリアフリーって色々あるんですけど、実は”お年寄りに優しいだけではない”ことをお伝えしたいです。私が家を建てた時はまだ子どもがいなくて、リビングの床をタイル敷にしていたんです。だけどタイルって滑りやすいし、転倒した時が怖くて。だから結局フローリングに張り替えることになりました。
子育てされる方には「安心して子育てできる住まいかどうか」という視点も大切にしてもらうのが良いと思います。
(滝波)私は細かすぎる過度なバリアフリーには反対です。
その理由は、障害を避けるということで運動機能や認知機能の低下を抑制できると考えているからです。
それでも若い方にも使いやすくて、お年寄りにも使いやすいようなデザインにできたら何より良いことですね!
坂根工務店がおすすめ!どの世代にも使いやすい設計の工夫
▲式台(低い段差部分)を設けた玄関
(坂根広泰)皆さんたくさんの意見をありがとうございます。
結論、私たちは「過度なバリアフリー化は必要ないけど、世代を越えて使いやすい物を絞って採用するべき」という意見にまとまりましたね!
では、世代を越えて使いやすいデザインとはどんなものでしょうか?
(堂本)先程、バリアフリーを見越した設計ができるとお伝えしました。分かりやすいものだと手すりの取付。
体重を支える手すりを設置する箇所には強度が必要なので、新築時に補強しておくと良いです。
これなら若いうちはシンプルなデザインを楽しみ、年齢を重ねたらいつでも仕様を変えられますよね!
また玄関先には、ギャラリーなどとしても使えるベンチを備え付けておくと便利かな。
(林)バリアフリーデザインを以前勉強していたことがあるのですが、私のおすすめは畳の小上がりです。
その理由としては、程よい高さの腰掛け代わりになるということ。一休みしたい時にちょっと座れて便利です!また小上がりなら”ハッキリとした段差“で分かりやすく転倒のリスクが反して少ないんです。実は建具のほんの少しの段差が1番危険だと感じます。段差を上がることも運動機能の保持に役立つので、小上がりの採用はおすすめです。
(滝波)現在進行中のお施主様にトイレを広くしたいとのご要望をいただきました。
車椅子なども入れるように設計しており、広々とした空間になる予定です。
将来的にトイレを拡張することは難しいので、前もって広めにつくっておくのも良いかもしれません!
(坂根広泰)ありがとうございます。バリアフリー化の必要性は人それぞれではありますが、将来を見据えた上で自由な家づくりを楽しんでいただけそうですね!
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