街角にある赤い屋根の小さなギャラリー
舞鶴市 下村様邸
今回は、ASJの建築家と坂根工務店のコラボレーションによって生まれた「第二の人生を送る快適な空間」と写真がご趣味のご主人のための「町のランドマークになる小さなギャラリー」です。
( 竣工:2024年7月 / ご家族構成:ご夫婦 )
HIGHLIGHT みどころ
赤い屋根は町のランドマーク


町を歩いていると見えてくる赤い屋根。
山小屋をイメージした、小さなギャラリーが見えてきます。
「町のランドマークになるように」そんな建築家の想いが込められたデザインです。
人が集まる空間だからこそ、普遍的なデザインではなく勾配屋根によるスタイリッシュな印象も感じられるように。
「地盤の低さによる浸水の不安」を解消する外構

実は、建て替え前は「地盤が低いことによる床上浸水」が気になる立地でした。
「これからの老後約20年、やっぱり心配かな〜」とお施主様。
そこで建物部分の基礎を高くして、外構のコンクリート土間にはスロープ状の勾配を設けました。

玄関前には、木目を施したコンクリート塀を設置。
現場監督の判断のもと、塀の中心に凹みをつけて水が流れるように工夫しました。
これで土間に水が流れにくくなり、水はけが良くなるとともに、コンクリート塀自体の汚れ防止につながります。
プライバシー性と来客を両立する玄関部

今回はギャラリースペースを重視して、建物のボリューム感は予算に合わせてコンパクトにしています。ギャラリー兼ご自宅を両立するため、空間構成には工夫が必要です。
1階は来客に対応できるような空間、半2階に寝室を設けており、ゆるやかに空間を分けてプライバシーを確保しています。
ギャラリーとリビング

2m~4mの勾配天井を設けたリビング空間。
光がたくさん入る大きな窓辺には、カウンターを造作しています。
作品展示台など多面使いができるように、壁面いっぱいの余裕ある長さです。

▲広々としたリビングとして


▲ギャラリースペースとして
店舗としての活用のため、天井の納まりや照明配置、吊りボルトの位置まで意匠性にとことんこだわった設計になっています。
プライバシー空間

1階の一部には、プライバシーを考慮したダイニングキッチンを設けました。
コンパクトな住まいでありながらも「暮らしやすさ」を実現するため、通路部分に省スペース化したキッチンカウンターと収納力のあるカップボードを設置しました。
キッチンの奥側がダイニングとなっています。
窓を2か所に設置することで、採光と通風に優れた快適な空間となります。
ポイントクロスで空間にアクセントを。

デッドスペースを活用した造作の洗面台は、ご夫婦2人で暮らすには十分な広さと使い心地。お手入れのしやすく断熱性に優れたユニットバスは、これからの暮らしにも活躍してくれることでしょう。