祖父の想い出とともに暮らす家
舞鶴市 I様邸
INTERVIEW お客さま物語
アンバランスな外観が印象的です
今回ご紹介するのは2016年5月に完成したアンバランスな外観が印象的なこのお住まい。
大阪の建築家、伊藤孝先生の設計によるASJのお家です。
30数年ぶりに地元舞鶴に帰ってこられた施主様が、ご夫婦ふたりで暮らすために新築されました。
施主様のご要望
施主様が最初に要望されたのは、眺望とプライバシーの確保。
中高層の建物が建ち並ぶ立地で、眺望はまず望めません。プライバシー面での不安も残ります。
そこで「K」を形どったように、切り込み部分を建物の中心に配置しました。周囲からのプライバシーを守りつつ、家の中からのんびりと庭を眺めて過ごすことができます。
アプローチ
正面の格子戸を開けると、玄関から中庭へと続くアプローチ。
まるで屋根付きの遊歩道のようなしっとりとした空間・・・。
祖父の紅葉と庭石と
そして、もう一つ依頼されたのは、「敷地にある庭石と紅葉の木を、そのまま残してほしい」ということ。庭石は、お祖父様がわざわざ四国から取り寄せたもの。紅葉も、長年大切に手入れされてきたものなのだといいます。
居場所を得た紅葉は生き生きと、ご家族を見守るようです。
薪ストーブ
室内は京壁と無垢床の上質なしつらえ。木をふんだんに使った内装と薪ストーブの炎に心がホッと癒されます。
キッチン
ペニンシュラ型のキッチンは、以前のご自宅で使っておられたのと同じTOYOキッチンの製品。
お料理好きな奥様、こだわりのガスコンロ。造作の背面収納とパントリーで見た目もすっきり。生活感を隠すため、冷蔵庫もあえてパントリーの中へ収納しました。
コンロ横の壁にはベネツィアガラスのモザイクタイルを貼って、ちょっとモダンな雰囲気に。
空間をつなげる吹抜け
LDKは吹抜けのあるリビング階段で、2階と一体感を出しました。
フリースペース
階段を上がるとセカンドリビングや書斎としても活用できるフリースペース。掃き出し窓からは、車庫上のルーフバルコニーに出ることができます。
寝室の壁にある木の扉を開けると、目の前にLDKの吹抜け天井。閉めれば個室に、開ければリビングとひと続きの空間に。
趣味を楽しみ、暮らしを楽しむための、お二人のこだわりがつまったお家。
四季の移ろいを眺めながら、これからもご夫婦仲良くお過ごしください。
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