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家づくりコラム 2023.11.07
住み継ぐ家に大切なこと
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
昭和から平成そして令和へと時代が移り変わるとともに、家を持つことに対する概念も変わってきました。
以前は親が建てた家を次世代、後世へと住み継ぐということが一般的で、立派な大黒柱のある家を修繕しながら保っていました。
しかし現代では核家族世帯が多く、故郷から街へ出た先でマンションを購入または”その世代が住むだけの家を持つ“という考え方がほとんどです。
私たち坂根工務店も時代に合わせていくことは重要だと考えていますが、日本の建築業界の現状は「スクラップアンドビルド」と称されるように”建てては壊す“を繰り返すという事態。約30年で建物を壊すなんて…そんな恐ろしい状況は私たちには無視できません!
スクラップアンドビルドは世界的に見ても日本だけ。
建物に対する愛着を取り戻したい、せめて私たちの家は愛されるものでありたいと考えています。
スクラップアンドビルドを繰り返さない!長く住める住宅をつくりたい
“建てては壊す”を繰り返すことには原因があるはずです。私たちは天保十年から約180年間にわたり、100年以上住める家を目標に手がけてきました。生活様式は移り変わるにせよ、リペア(修繕)を繰り返しながら住めるように考えています。
Point1 材料費はケチらない
スクラップアンドビルドは、使用している建築素材にも原因があります。
材料の質が悪ければ安全性の問題から建物の寿命は短くなるのは当然です。
私たちは宮大工として寺社仏閣の建築・修繕も手がけていますが、何百年と保つ建物には必ず高品質の材料が使われています。材料の目利きや適材適所の考え方は住宅でも同じ。取り分け構造材の部分はケチらないことが重要なのです。
Point2メンテナンスは定期的に
「将来性と値打ちがある家」
リノベーションの依頼があった時は古民家を再生可能なものか確認します。
その時「ぜひ修繕しても使いたい」と思わせられる家があります。それが”よくお手入れされている家“です。
埃を溜めないよう丁寧に掃除をするとか防蟻対策を続けるといった家主さんの努力が光る家は次の世代、そして次の家主さんも使いたい家として残ります。
家の素材はそれぞれ寿命が違い、瓦などは4,50年経過すると家を守ることができなくなります。なかなか見た目には分からないこともたくさんありますので、気づかないうちに傷んでいることがあります。ですから「定期的なメンテナンスが必要である」ということを認識し、工務店に相談しながら必要な時には修繕を行ってください。
私たちもお施主様の想いに、技術をもってお応えします。大切に住める家をぜひ一緒につくりましょう。
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