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家づくりコラム 2024.02.08
乾燥を防げ!冬の室内はこうやって湿度調整する
こんにちは、坂根工務店の林二三代です。
皆さん冬場の乾燥により、体調を崩していらっしゃいませんか?
本日のブログはお部屋の乾燥と快適な環境づくりへの対策についてお話しします。
なぜ冬場は乾燥するの?夏の湿気との感覚の違い
「快適な湿度にしたはずなのに、なぜか乾燥する…」と感じたことはありませんか?
実は夏場と冬場では例え同じ湿度パーセンテージであったとしても、感じられる感覚には違いがあります。気温が高いすなわち暑い夏は空気に蓄えられる水分量が高く、気温が低くなる冬場は少なくなってしまうということです。だから夏はジメジメとした湿気を感じ、冬は乾燥感が否めません。
もう少し詳しくお話しすると、空気中に水蒸気(水分)を蓄えられる飽和水蒸気量というものが決まっています。飽和水蒸気量は気温によって左右されて、温度が高くなれば空気中に水蒸気の量が増えます。
湿度には相対湿度(=空気中に水蒸気が含まれる割合)と絶対湿度(=水蒸気の量)の2種類があり、絶対湿度を確認すれば快適な湿度をキープすることができるのです。
また、インフルエンザなど季節性ウイルス対策のため湿度を上げるためにもこの絶対湿度が重要です。
住まいづくりで冬場の乾燥対策をしましょう!
まずは絶対湿度計を設置して、本当の乾燥対策をしてみましょう。
手軽な加湿器も良いですが、他にも住まいの乾燥対策はありますよ!
(加湿器の過剰運転は、結露・カビの発生原因にもなりますので頼り過ぎは禁物です。)
Point1 乾燥を防ぐ自然素材を防ぐ
珪藻土・漆喰・エッグウォール(壁紙)・無垢の床材などの自然素材は、調湿性能に優れています。
夏は湿気を吸い込み、冬は湿気を放出してくれる自然の仕組みを活かして、ナチュラルな乾燥対策ができます。
Point2 室内干しをする
エアコンによって加湿された空気が逃げやすいため、乾燥につながります。
室内干しができるようにハンガーパイプなどを設置して程よく加湿してみましょう。
Point3 こまめな空気の入れ替え
乾いた空気を放出し、湿気を含んだ空気に入れ替えてあげましょう。
乾燥対策だけではなく、新鮮な空気への入れ替えは風邪対策など健康のために必須ですね。
Point4 石油ストーブやガスファンヒーターを使用する
燃焼時に水蒸気を発生させるので乾燥しにくい暖房器具です。
Point5 観葉植物を置く
「天然の加湿器」とも呼ばれる観葉植物。お部屋を彩りリラックスできるだけではなく乾燥対策にもなります。
定期的に水を与えておけば、葉っぱから水蒸気を放出して湿度を上げてくれますよ。
最後に
冬はなぜ乾燥を感じるのかを知り、家にも身体にも優しい乾燥対策を行いましょう♪
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