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施工事例 2024.05.23
これぞ坂根工務店の手仕事!事例を探求〜家族で守る古民家の暮らし〜(後編)
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
前回に引き続き「趣を残しより快適な生活を 」をご紹介いたします。
前編はこちらからご覧ください。
→これぞ坂根工務店の手仕事!事例を探求〜家族で守る古民家の暮らし〜(前編)
良いものはとことん残す!古民家リノベーション
玄関の中は外と連続するように御影石の四半張りに。
式台には米松の縁甲板を使用しています。
和風の玄関の造りはくわしくご紹介しています。
→「【玄関ホールのススメ】和風・和モダンな玄関のインテリア|坂根工務店の家を最大限に活かそう!」
壁面は外壁と同じ大津壁で仕上げており、温もりと上品さを感じられる空間に。
訪れる人々が「おっ!」と感じるような和モダンの迫力があります。
(改修前)既存の玄関も天井が高く、広々とした空間。
「室内の建具をなるべく残したい」そんなお施主様のご要望に基づき、古き味わいのある建具は建て付け調整してそのままに。
壁は漆喰で仕上げ修繕しています。
(改修前)リノベーション前の居間。
空間の雰囲気が変わることで、同一の建具を使っていても印象が違いませんか?
漢詩が書かれた襖、畳は既存。天井裏は雨漏り等の調査をした上で板張りの天井を残しました。
壁は茶室や伝統的工法でつくられる建物に多く使われる「聚楽壁(じゅらくかべ)」で仕上げています。
聚楽壁…京都府西陣付近で取れる「聚楽土」を使ったとても貴重な土壁です。
和の雰囲気を醸し出しながらも、強く硬い壁材です。
キッチンはシステムキッチンに替えました。
曲線を描く立派な古梁が頭上にあるダイニング空間です。
古民家は足元の冷たさを感じやすいことが気になりますが、床暖房を設置して寒い季節も過ごしやすくなりました。
以前は靴を履き替えてトイレに行っていたお施主様。
室内に水廻りを映し、快適にお使いいただけるようになりました。
小屋裏への階段は既存のままで。
昔はお蚕さんを育てていたのでしょうか?
平屋ながら小屋裏スペースがあり、収納として活用できるように。
リノベーションは全てを新しくするのが良いというわけではありません。
既存のものを活用できるのがリノベーションの魅力です。
古き良きものを残す家づくりを皆さんも検討してみませんか?
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