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家づくりコラム 2024.10.10

【家づくりのキホン】窓の種類や位置が重要。窓配置の計画失敗ってあるある!?

こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
私たちが家づくりでこだわっていることの1つが窓配置。
住まいにとって窓とは、採光そして通風を行うための重要なアイテムです。窓とは皆さんもよく目にするものですが、建築においては窓の配置によって室内の環境に大きな影響がありますので、設計の際には季節によって変わる太陽の位置や周囲の建物を考慮するなど、技術が必要なものです。

窓の種類を知る

窓には種類がたくさんありますが、坂根工務店の事例によく登場する窓をいくつかご紹介します。

1.掃き出し窓

床面からの背の高い窓のこと。
大開口の窓の1つであり、お庭やベランダ・開けた道路に面して設置することが多いです。採光や通風はもちろん、出入りをするための役割を持ちます。部屋に陽光の暖かさをもたらすためには大開口窓が欠かせません。

2.腰窓

腰上の高さにある窓のこと。
掃き出し窓を設置する場所以外に設置されます。採光と通風の役割を担っています。

3.FIX窓

開かない窓のことで、丸型や角型など様々なデザインにすることができます。
外観や室内からのアクセントデザインや採光の要素が強い窓です。

4.ハイサイド窓

天井付近にある窓のこと。ハイサイドライトと呼ばれることもありますね。隣家など周囲環境によって十分に採光ができないとき、プライバシーの問題から腰窓が設置できないときなどによく登場します。

5.地窓

ハイサイド窓と同じような役割を担っていますが、床面に近い位置にあることでお庭の植物を室内から眺めることができる窓です。
玄関先などによく登場します。

よく見かける窓の失敗あるある

街中を歩いていると住宅街に建ち並ぶ家々。
リノベーションや建て替え工事を行うとき。
時々、もう少しこうしたらいいのになと思う点がいくつかあります。


▲お風呂の窓をハイサイドへ

一つは隣家との関係。
窓の位置や高さがほとんど一緒で目が合いそうになるため、カーテンを閉めっぱなしにせざるを得ないということがあります。
たとえば、相手側のリビングの大開口窓の前に自宅のお風呂の窓が面している家。夜はシルエットが見えやすくなるので、要注意。
採光面積を確保するためであったり、お客様の希望であったり理由は様々ですが、カーテンを別途取り付けないといけないのはちょっともったいないですね。
もちろんそういったことに配慮している会社がほとんどですが、パッケージ化された住宅などでは時々、窓配置が惜しいなと感じる家を見かけますね。

それから寝室の窓も注意が必要。
寝室は明るければ良いというものではなく、大開口の窓はいくつも必要ありません。
夜に光漏れや外部からの車の光などを防ぐために遮光カーテンをすると室内は真っ暗。朝は室内に光が入らずスッキリ起きれないこともあるんです。
大きな窓をたくさん設けるよりは、カーテンをしなくても良い小窓をプラスして設置すると通風もできるので良いですね。

坂根工務店が建てる家への工夫

弊社では、どんなに不利な環境条件であっても明るい室内をつくる窓配置を考えています。
基本的に「パッシブデザイン」と呼ばれる、土地の環境や自然のエネルギーを効率よく活用したデザインを行っていて、採光だけではなく夏は涼しい室内を、冬はポカポカと感じる室内環境を実現する窓配置を設計しています。「そんな魔法みたいなことができるの?」と思うかもしれませんが、江戸時代から180年間培ってきた土地読みの技術で可能にすることができています。

またリノベーション住宅の場合は、冬の寒さにお悩みを抱えていらっしゃることが多いですが、窓配置や窓の種類を考え直すことで暖かい暮らしをつくることもできるんですよ^ ^逆に日射熱や西日の暑さや眩しさが気になる場合は、西側の窓に工夫を凝らして軽減させることも可能です。

それから採光・通風を的確に行いながら、外部から見た外観デザインにおける窓配置も考慮しています。

 

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