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家づくりコラム 2021.12.07
土間のある家(2)~土間リビングのデメリット~
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
前回、土間の魅力とその活用法についてお伝えしました。
本日は土間のデメリットについてご説明したいと思います。
なんといっても、冬が寒い。
夏場は土間があると涼しくてよいのですが、それだけに冬の寒さがこたえます。
→古民家はなぜ夏涼しいのか?(https://sakane.co.jp/blog/p5915/)
コンクリートには蓄熱性があるといわれていますが、実際には冷えの方が勝るでしょう。
とくに日本海側の冬は日の差す時間帯が少ないので、蓄熱効果にはほとんど期待ができません。
だからと言って、寒さ対策のために土間空間だけ間仕切ってしまっては、せっかくの雰囲気や利便性が損なわれてしまいます。
寒さが気になるのであれば土間の下に床暖房を埋め込むこともできますが、将来的なメンテナンスのことなどを考えると、冬場は厚手のラグやカーペットを敷くなどして対処するのが現実的かもしれません。
土間はクッション性がないため、モノを落とすと割れやすく、足腰に負担がかかるともいわれていますが、敷物をうまく使うことでこうしたデメリットも緩和することができるでしょう。
注意点として、コンクリートやモルタル仕上げの土間の場合、どれだけきちんと施工をしてもひび割れが入ることがあります。
構造的にはまったく問題のないひび割れですが、見た目が気になるという方は土間リビングは避けた方がよいでしょう。
ひび割れの入った床もまた味だと思える方であれば、コンクリートやモルタル床でのリビング生活も楽しんでいただけると思います。
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