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家づくりコラム 2022.02.10
意外と多いカーポートのトラブル。雪対策をお忘れなく!
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
日本海側に位置する舞鶴市では、冬になると毎年雪が降ります。
積雪量はだいたい数cm程度ですが、多いときには50cmを超えることもありますし、この年末年始にも70cmを超える積雪を記録しました。
そんななか、比較的多いのがカーポートのトラブルです。
家を建てるときには、敷地境界から50cm以上離して建てることが民法で定められています。
しかし、カーポートに関しては慣習に合わせて隣地境界ギリギリに設置されることが多いため、屋根の向きや勾配によっては雪や雨水がすべて隣家の方へ流れてしまうことになります。
当然、お隣さんとしてはよい気がしないでしょう。
そのような事態を避けるためには、雪が落ちにくいフラットな屋根のカーポートを設置するか、カーポートの屋根に雪止めを設置することになります。
ところが、ここでまたひとつ問題が。
雪が落ちないということは、大雪の日などカーポートの上に大量の雪が積もるということ。その結果、雪の重みでカーポートの屋根が割れたり、支柱が曲がったりという損壊も、実はよくあるトラブルのひとつなのです。
また、隣家の屋根から落ちた雪で自分の家のカーポートが破損したとか、反対に自分の家の屋根から落ちた雪で隣家のカーポートを壊してしまったとか、そういったご近所トラブルも決してめずらしいことではありません。
舞鶴では耐積雪強度50cmのカーポートが主流になっていますが、そういった事情も踏まえ、坂根工務店では耐積雪強度1m以上のものを採用するようにしています。
丈夫なカーポートを設置することはご近所トラブルを避けるだけでなく、カーポートの破損によって車に傷がついたとか家族が怪我をしたという事故をなくすことにもつながります。もちろん、雪下ろしの手間も省けます。
家のことだけでなく外まわりに関しても、ご近所付き合いや将来的なリスクまで考えて計画することが大切です。
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