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家づくりコラム 2022.02.17
庭を残し、愛でる暮らし
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
前回、家を建て替える際の部材の再利用についてお話しさせていただきました。
今回のお話も、それに通じるものがあるかもしれません。
家を建て替える際、「庭を残したいんです」というご要望をいただくことがあります。
この場合、きれいに整えられた庭を傷めないよう建物だけを解体するわけですから、敷地の広さや建物の配置によっては、すべて解体するよりも手間がかかる場合があります。
そこまでではないにしても、庭木などその家のシンボルとなるものを再利用することもあります。
その場合には庭木を残したまま建物だけを解体するか、もしくは庭木を移植するという方法がとられます。
庭を残すということは、梁や柱を再利用するのと同じように、庭や家に対する愛着をさらに深めることにもつながります。
当社のお客さまで印象的だったのは、
「お祖父さまが四国から取り寄せて大切にしていた庭石と、長年大切に手入れされてきた紅葉をそのまま残したい」
というご要望。
そこで、この庭石と紅葉の木を残すことを最優先にプランニングし、Kの形をしたユニークなお住まいが誕生しました。
リビングの窓から、思い出の残る庭を眺めて暮らす日々。同じ庭、同じ庭木や石でも、建物の配置が変わることで目に見える風景が変わるというのも、またよいものです。
このような、お客さまの「家」や「ご家族」に対する“想い”というのは大切にしていきたいですね。
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