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家づくりコラム 2022.03.22
カントリーな外観をつくるには?~アメリカンカントリー編~
こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。
前回は、根強いファンの多いフレンチカントリーな外観のつくり方をご紹介しました。
本日はアーリーアメリカンのテイストを取り入れた外観のつくり方をご紹介していきます。
アーリーアメリカンとはイギリス植民地時代に流行したアメリカンスタイルで、やや粗削りながらも暖かみのある雰囲気が特徴です。
そこで、重視したいのが“素材感”。
たとえば、外壁は板張り、玄関ポーチは白く塗装した頬杖(斜め材)のある柱を建てるなど、素材そのものの雰囲気を大切にデザインしていきます。
しかし、板張りの外壁は敷地条件やご予算によって難しい場合もありますから、そんなときは板張り風のサイディングで代用するといいですね。
玄関へと続くアプローチも、素材感を大切に。あえてつくり込みすぎずに枕木をざっくり並べることで、古き良きアメリカの雰囲気を表現できますよ。
あとは、色。
紺色や明るいブルー、ピスタチオカラーといったカラフルなアメリカンスタイルもよく見かけますが、どんな街並みにも溶け込みやすいのはグレーを基調とした配色です。
グレーをベースに白や木目でまとめていくことで、テイストが整っていきますよ。
そして、特徴的なのが玄関前のカバードポーチ。
最近では、玄関を囲むようにつくられたデッキスペースをカバードポーチと表現することが多いようですが、必ずしもデッキスペースは必要ではありません。
玄関から続く屋根付きのポーチのことを、カバードポーチといいます。
西部開拓時代のデザインだけあって、どことなく朴訥とした雰囲気があるのがいいですね。
同じアメリカンテイストでもカリフォルニアスタイルになると、モールディングなどの装飾が増えてフレンチや北欧スタイルのような可愛らしい雰囲気に近付いていきますよ。