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aboutさかね 2022.08.11
これぞ坂根工務店の手仕事!事例を探求〜古民家の梁を残す技術〜
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
本日は大工さんの手仕事から、リノベーションで古い梁を残す技術について。
残すだけではなく、リノベ後に魅力を増幅させる…その手法についてこっそりお届けします。
まずは目利きが大事!
以前ブログにて、大工さんによる木材の目利きの技をご紹介しました。
→坂根工務店の職人技をのぞいて、のぞいて(1)
この技を使って、古くなった梁を今後も使えるかどうかを判断するところから始まります。
昔の家で使われてきたものですから、その多くは元々天井裏に隠れホコリをかぶっています。
梁は家を支える大きな骨組みの一つ。力もちでなくては意味がありません!
安心して暮らすためには、家を支える力があるのか正確な診断が必要となります。
ここは坂根工務店自慢の180年の技術の見せ所ですね^ ^
経年した梁は渋くてカッコいい!
時を経って、味わいを増した梁。
屋根裏に入って隠れた梁を調査する時は、宝探しのようにいつもワクワクしています(笑)
「囲炉裏で燻され黒くなった梁」
ホコリやススを取り除き、水洗いや時には特殊な薬品を使って黒光りさせます。
これは古い木材ならではの味わいです!
「古く変色した木肌を削って、もう一皮剥く」
古く変色した梁の表面を削ると…こんなにもきれいな木肌が出てきました!
現代の暮らしに合わせて変身を遂げた家にもマッチする印象です。
「元の形をそのままに。」
以前天井裏で使われていた形をそのままに使いました。
元々は床が張られていましたが、床と下地を撤去し吹き抜けに。
新しいデザインと融合し、これまた個性的で面白いものです。
味わいを残しながらも、変身を遂げた梁たち。
この時代になって、やっと日の目を浴びることができました!
実は…梁はこのまま天井にある状態で、大工さんたちが前述の作業をしています。
新しい木材を扱うようにはいきませんから、これまた技術と経験がいるわけです。すごいでしょう!?(笑)
それでは来月の事例探求もお楽しみに〜
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