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家づくりコラム 2022.11.08
冬も快適に土間で過ごす工夫!冷え対策や便利なアイテムを創業180年の工務店が教えます
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
最近は、雑誌など多方面で「土間のある事例」をたびたび見かけるようになりましたね!
坂根工務店は創業180年。日本の建築文化の移ろいを見てきたわけですが、ここ10年ほど「土間」の扱いにも
変化が見られています。
とりわけ土間を部屋扱いしたことは、大きな変化ではないでしょうか。
土間は元来土足で、室内と外の中間地点のような使い方がされてきました。
それが家族でくつろぐ「リビング」にまで進出!建築の変化は面白いですね。
季節を問わず快適な土間づくり
土間の特性というのは今も昔も変わりません。
土間はモルタルや三和土(たたき)で仕上げますが、地面からの温度がダイレクトに響きます。
「夏は涼しく、冬は冷える。」これは土間の基本です。
この特性を理解しながらも、いかに過ごしやすく工夫できるのか!これがキーポイントになりますね。
弊社の人気事例の中にも“土間リビング”や“土間玄関”などがあります。
その事例で用いた冷え対策をいくつかご紹介したいと思います。
1. 土間には床暖房を設置
床暖房を設置することで冷えを感じにくくなります。
土間リビングをつくる際は必須でしょう!
ただ土間素材の質感はヒヤリとしています。ラグを敷いたり、スリッパを履くのが良いですね。
2. 薪ストーブを設置する
土間は外部の冷えを室内に伝えてしまいます。
元来は、土間との間に戸や障子を設けて冷気が入るのを防いできました。
ただ現代の住宅事情は開放感を求められますから、部屋を暖かく保つ工夫が必要です。
この事例では玄関土間に薪ストーブを設置。
薪ストーブは部屋の隅々まで満遍なく暖かさが伝わる特性があります。
遠赤外線効果でエアコンよりも体がポカポカになります。
3. 陽光を利用する窓配置と大きな窓
立地やお好みなどから、全ご家庭で薪ストーブを採用することは現実的ではない場合も!
手軽に部屋を暖かくする工夫としては陽光を最大限に利用すること。
土間素材のモルタルは蓄熱するという特性があります。
暖かな西日を土間に当てるように窓を配置したり、日中にポカポカした陽光を取り入れるために
大開口の窓を設置することもできますね。
夏は反して暑くなりますので、陽光を利用する場合にはカーテンなどの工夫が必要となるでしょう。
昔から土間を扱ってきたからこそ、そのメリットもデメリットも考えた設計を考えています。
冬場に室内でDIYをしたり、植物を育てたり…土間を取り入れるメリットはたくさんあります!
上手に工夫すれば、暮らしが豊かになること間違いなしでしょう^ ^
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