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こんにちは、坂根工務店の堂本です。

今回の事例探求は、お施主様のご要望を詰め込んだ「住む人に寄り添った住まい」をご紹介します。
「自然と家族がLDKに集まってくる！」という居心地の良さの秘密とは…？

家の中は山小屋！？杉が香る住み心地の良い住まい

施工事例「こんな家がいい！」より

ワインカラーが一際目を引く外観は、お施主様のご要望の一つ。
愛車と同じようにお気に入りの色で外観を仕上げれば、より一層愛着が湧くお住まいになりますね！
大きく見えますが、実は25.6坪の比較的コンパクトな大きさです。

玄関を入ると、すぐにリビング(LDK)につながっています。
玄関ホールと廊下を省けば、居室の広さに還元することができます。
設計の工夫で直接室内を見えないようにしているため、プライバシーも守られます。

LDKは壁・天井とともに無垢の杉張り。
室内はまるで「山小屋」のようです！日本の杉を使用しているので特段良い香り。
杉は木材の中でも空気を含みやすい樹種で、触れた時に不思議と温かく感じます。
冬場のヒヤリとした感触もないので、年中裸足で過ごす方もいらっしゃいますよ。

お施主様の「自然を感じたい」というご要望から、暖かな風合いの「ワラベニヤ」を採用しました。
ワラベニヤはOSB合板のことで木片を板状に重ねて強度を高めたものです。
全面板張りの空間に、キッチンを馴染ませる工夫の一つでもあります。

ちなみにキッチンは、家事をしながら家族の様子を見守れる対面式に。

器好きの奥さまのご希望を受けて、オープンラックを造作しました。
お気に入りを並べる「魅せる収納」です。
上から下まで全てに扉を付けず、その都度使い方に合わせてレイアウトできる仕様。

南向きに大開口の窓を設置して、奥まで陽光が届くように。
日中は照明を点けなくても十分明るさがあります。

ちなみに冬場は暖かな光が入り、夏は涼しくなるように設計しています。
冬の撮影でしたが、お子さんも床に寝そべってひなたぼっこしていました＾＾

この階段、一見普通のオープン階段のようですが…
実は、上から下までオールスリット階段になっていることにお気づきですか？

廻り階段の部分は階段全部の荷重がかかるため、木組みを強固にする必要がありますが
今回はデザイン性を高めるべく「けこみ板」を無くすことに挑戦！
大工さんの木組みの技術を駆使して”強度とバランス”を兼ね備えた階段を製作しました。

吹き抜けの部分には、お施主さまお気に入りの「シーリングファン」を設置。
エアコンの空気を循環させることができるので、吹き抜けにはおすすめです。
手触りの良い手すりは造作しました。

実際の住み心地の良さについては、インタビューでもお話いただきました。
お施主様物語も併せてご覧ください。
→“こんな家にしたい！”を実現したお家