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aboutさかね 2023.06.27
坂根工務店の家ツクリビト #3 大工 |スタッフ紹介
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
皆さんの家づくりには私たち建築士から現場監督、職人さんまでたくさんの者が携わっています。
家ツクリビト第3号は「大工」さんです。
今回は坂根工務店勤続25年目!新宮隆弘さんの登場です。
■ 大工の技術を受け継ぎ、今では伝える役目となりました!
- 新宮さんはなぜ大工さんに?
“子どもの頃から大工道具に触れていた”ということが大きいかもしれないですね。
というのも、祖父が山師(山林の買付や伐採、山を育てる人)なんです。
幼少時の遊び場がたまたま山だったもんで、切ったらあかん木を切って遊んだり。
だから大工道具を触ることは、特別なことではなく慣れ親しんだものでした。
10代の頃は土木作業員などを転々とやっていましたが、たまたま友人が坂根工務店で働くと聞いて。
大工をやってみたいという気持ちがあったので、坂根工務店に入って修行しようと決めました。
− どんな修行時代だったのでしょうか?
私が大工になった25年前、坂根工務店には丁稚(でっち)制度があったんです。
そのため、坂根工務店から腕のある親方のところへ修行に行くことになりました。
(大工の技術を継承するため、一定期間見習いとして親方のもとで修行します。)
もちろんキツいんですけど、仕事を辞めたいと思うことはありませんでした。
大工に向いていたんでしょうか?(笑)
− 新宮さんの仕事のモットーは?
強いて言うなら、コミュニケーションをとることですかね。
家って大工だけではなくて、電気屋さんとか設備屋さんとか色んな人の力で完成するものなんですよ。
私が修行していた頃はある意味フレンドリーな大工は少なかったんですが、親方がそういうスタイルの人だったんです。
休憩中に親方が他の業者さんと笑いながら話しているのを見て育って。
だから仲良くするというか、コミュニケーションをとることは大事にしていますね。
− 坂根工務店の大工職としての誇りはありますか?
ここで基本というのを学び、墨付けから手刻みまで大工として必要な技術を得ました。
最近はプレカットが多いので、こうした技術を受け継いだ大工は随分少なくなりましたね。
基本があるおかげで、例えば古民家の改修工事などに出向いても対応することができます。
今までの経験でどう組んであるのか分かるというか…実はリフォームって新築より難しいんですよ。
初めて見るケースもあるので、新しい発見と勉強になっています。
− 坂根工務店の伝統を守るために考慮していることは?
「坂根工務店の家ならこう見せたい、(仕様を)こう納める」という伝統があるので、そこは崩さないようにしています。あと妥協は一切しないこと。
(修行先・親方によって教え方が少し異なりますが、新宮さんは坂根工務店の伝統を重んじています。)
純和風の住宅を手がけることは少なくなってきましたが、この事例は本当に緊張して…
材料の刻み方から、化粧(装飾)として見える部分が大きいことまで本当に神経を使いました。
昔会長(元大工)が現場監査に来ていた頃は、会長が納得するかどうか緊張していましたね。
でもそのメリハリが伝統を守ることに繋がるのだと思います。
- 新宮さんにとっての仕事の相棒は?
そうですねー、この頭さえあれば大丈夫(笑)
って冗談じゃなく、一筋縄では手に入れられない知識と技術は大工にとって大切な相棒です。
ご存知ない方が多いと思いますが、大工道具は全て自前なんですよ。
大工の道のりは、道具の手入れが一人前にできるところから始まります。
これは親方から受け継いだ50年選手だけど、大事にしていて今でも現役。
ちなみにこっちは大工になった息子に引き継ぎました。
息子・新宮大翔も坂根工務店の大工として頑張っています。
お客様に「気に入った!」と満足してもらえる家づくりを頑張ります。
これからも坂根工務店をよろしくお願いします^ ^
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