第六回京都の木の家づくり 優秀賞受賞作品
( 竣工:2024年9月 )
HIGHLIGHT みどころ
住宅街に佇む、伝統的な和風住宅
日本の生活文化継承を重視されるお施主様のご意向を伺い、伝統的で意匠性を大切にした和風住宅。
そこを通りかかる人々に「あっ!素敵」そんな風に感じていただける建築を造るべく、弊社の技術力を活かした設計を行いました。
茶庭(露路)
石畳を敷いた露路から、茶室へと入ります。
日本の建築美を感じる玄関・寄付
天井には杉柾目を、飾り棚にはケヤキやナグリを施した面皮北山杉の柱を。
素材の質感を大切にした高級感を感じる空間に仕上げました。
上がり框、式台には松を。自然な木材の艶が照らされます。
雰囲気を邪魔することのない、コンパクトな手洗いも設けました。
伝統に根ざした、歴史を受け継ぐ茶室
伝統的な設計に基づき、茶室を仕上げました。
京都発祥の土壁である、聚楽壁(じゅらくかべ)。
調湿効果に優れ、心地良いひと時をお過ごしいただけます。
杉柾目竿縁天井に、赤杉の廻り縁を合わせ格調高い空間となりました。
茶室から続く、次の間
こちらにも壁床があり、お茶室としても使えます。
襖を取れば広い一間となり、様々な使い方ができます。
客人を魅せる、床の間
坂根工務店の大工の腕が光る、数寄屋建築。
使う素材もさることながら、細かな美しい造りが訪れる人々を豊かな気持ちに。
水屋
水屋は動線に合った配置が大切です。
物や道具を置く位置には、水屋荘りという決まった形式があります。
今回は持ち送り板にオリジナルの桜の花びらの透かしを施し、遊び心を取り入れました。