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家づくりコラム 2021.06.15
家族間のプライバシーとコミュニケーションの両立について
こんにちは、坂根工務店の堂本です。
以前、平屋のデメリットについてお話したことを、覚えていらっしゃるでしょうか。
→Q&A「平屋のメリット・デメリットを教えてください」(2)(https://sakane.co.jp/blog/p5648/)
その中で、平屋は家族の距離が近い反面、プライバシーの確保が難しいということをお伝えしました。
家族間のコミュニケーションとプライバシーを両立するためには、どのような点に注意して計画すべきなのでしょうか?
“家族間のプライバシー”でまず思いつくのが、お手洗いや洗面脱衣室。鍵をかけるスペースというのは、やはりプライバシーが重視されます。
最近ではランドリールームと兼用の広い洗面脱衣室も増えていますが、可能であれば脱衣場だけ建具やカーテンで仕切れるような配慮がほしいですね。
トイレは、ドアを開けたときに玄関やリビングから中が見えないのはもちろんのこと、音漏れにも気を付けたいところです。
子ども部屋には鍵をつけないのが一般的ですが、思春期になれば家族との間に多少の距離も必要になってきます。
子ども部屋が2階にあればさほど問題はありませんが、平屋の場合は子ども部屋のドアを開けると、リビングから部屋の中が丸見えになってしまうことも。
この場合、廊下か前室をワンクッション設けるか、ドアを開けても中まで視線が届かないような、目線を遮る工夫が必要です。
このように個々のプライバシーはしっかりと守りつつ、リビング階段を採用する、個室は最小限の広さにして2階のホールにフリースペースをつくるなど、コミュニケーションをとりやすい空間づくりも考えていきたいですね。
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