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家づくりコラム 2021.07.06
家づくりでよくある失敗~家具を置く場所がない!?~
こんにちは! 坂根工務店の塩見恭子です。
家を建てて何年もすると、ご家族の生活様式も変わります。
生活様式が変われば、室内に置くものも変わりますよね。
部屋はできるだけ明るい方がいい、収納はできるだけ多い方がいいという考え方もありますが、もしLDKの壁一面が全面壁面収納、残り二面がすべて掃き出し窓だったらどうでしょうか?
もし、あとから追加で家具を置きたい、絵やポスターを飾りたいと思っても、壁面がほぼないということになってしまいます。
実際には、耐力壁が少なからず必要になるので、壁面がまったくないということはないのですが、置きたい物によっては不自由さを感じることもあるでしょう。
たとえば、チェストのようなちょっとした収納家具を置く分には大きな問題はありませんが、お子さまがピアノを始めたのでアップライトピアノを置く場所がほしいとか、ダンスの練習のために大きな鏡を貼りたいとなると、最低でも一間分の壁面が必要です。
計画の時点でわかっていることであれば、スペースだけでも確保しておくことは可能ですが、あとからそれだけのスペースをつくるのは、ちょっと難しいかもしれません。
全面埋まってしまいそうなときは、壁面収納をやめて納戸にする、一面は掃き出し窓をやめてハイサイドライト(高窓)にするなど、意識的に壁面をつくるようにしてみてはいかがでしょうか。
大きなものに限らず、スイッチやコンセントを設置する上でもある程度の壁面は必要です。
置き家具と干渉しないよう、設置する位置や数など慎重に計画するようにしてください。
最近は、すべて引き戸にしたいという方も多いのですが、それもまた壁面が少なくなる原因の1つであると考えます。
引き戸にするか、開き戸にするか。建具の種類も適材適所、全体を見ながらプランニングしていきたいものですね。