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家づくりコラム 2021.08.12

和室のススメ~その2~

こんにちは、坂根工務店の堂本です。

先日、「真壁和室」と「大壁和室」の違いについて、お話しさせていただきました。
→和室のススメ~その1~(http://sakane.co.jp/blog/p5904/

その際、和室のタイプは「書院造り」と「数寄屋造り」に分類できるとお伝えしました。
本日は、「書院造り」と「数寄屋造り」の和室の違いについてご説明いたします。

まず、和室の原点ともいえる「書院造り」。

それ以前は寝殿造りといって、板の間で人の座る場所だけに畳が敷かれ、必要に応じて御簾などで仕切られていました。
それが書院造りになって部屋全体に畳が敷かれ、壁や襖・障子で仕切られた個室として使われるようになりました。
現在の『和室』の原型です。

「付け書院」という、部屋の外側に張り出した明り取りのある座敷飾りがあり、床の間の脇に段違いに取り付けた「違い棚」という飾り棚があるのも、書院造りの和室の特徴です。
日本家屋に必ず見られた縁側や雨戸も、書院造りから生まれました。

一方、「数寄屋造り」の和室は茶室の様式を取り入れたもの。茶人の千利休がつくった『草庵茶室』(小間の茶室)が源となっています。

数寄屋造りでは、付け書院や違い棚を設けなかったり、床柱に角柱ではなく丸柱が使用されたりもするようになりました。
長押などの細かな細工が省略されるようになったのも、数寄屋造りになってからのこと。
書院造りの和室に比べると一見簡素でありながら、どこか自由で洗練された印象を受けます。

このほか、和室は「真」「行」「草」の3つのスタイルに分類されることもあります。
「真」の和室が格式高い書院造り、「行」の和室が数寄屋造りに該当し、「草」の和室は小間の茶室などを指します。

伝統的な様式を守りつつ、侘び寂びの精神を大切にした坂根工務店のつくる和室は「行」が基本。お家の雰囲気によっては、もう少し自由に「草」の雰囲気を取り入れてみることも。

日本の伝統的な和室に興味があるという方は、坂根工務店へご相談ください。
https://sakane.co.jp/contact

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