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家づくりコラム 2021.08.17
ライフスタイルで選ぶキッチンスタイル
こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。
キッチンと言えば、今や対面が当たり前。
しかし、ライフスタイルや家に求めるものの優先順位によっては、別の選択肢もあるんですよ。
たとえば、壁付けキッチン。
昔の家は壁に向かってキッチンが設置され、背後にダイニングテーブルがあるのが当たり前でした。
対面キッチンは背面収納や通路部分、キッチン前の立ち上がりなど、ある程度の広さを必要としますが、壁付けキッチンなら少ない面積ですむのが最大のメリットです。
もともと住んでいた家が壁付けキッチンだったので、使い慣れた形がよいと壁付けキッチンを希望された方もいらっしゃいました。
キッチン器具を壁に掛けて収納している方、シンクの水ハネが気になるという方、目の前の窓越しに外の景色を見ながらお料理したいという方にも、壁付けキッチンは最適だといえるでしょう。
また、同じ壁付けでもオープンなLDKではなく、キッチンだけが独立したタイプを希望される方もいらっしゃいます。
当社でも独立キッチンをプランニングしたお客さまがいらっしゃいましたが「匂いが気になるから」というのが、独立タイプを選んだ理由でした。
キッチンはどうしても雑然としがちなので、独立していた方がリビングやダイニングがすっきり見えるのもメリットです。
なかには、個室のような独立キッチンの方が落ち着いて作業できるから、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
当然ながら、それぞれメリットがあればデメリットもあります。
LDKの壁付けキッチンであれば収納スペースや食器棚を置く場所をあらかじめ確保しておかなければなりませんし、独立タイプのキッチンは料理を上げ下げするときの動線に留意する必要があるでしょう。
キッチンも「当たり前」で選択するのではなく、どういうふうに料理をしたいのか、どんな環境が落ち着くのかを考えながら、計画できるとよいですね。