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家づくりコラム 2022.11.29
【自然素材の家】珪藻土ってどんな素材?|漆喰との違い|塗り壁
こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
先月に続き、住み心地の良い家に欠かせない「自然素材」のお話です。
第2回目の素材探求は「珪藻土」です。
珪藻土の商品はあちこちでよく見かけますね。“吸湿効果”が高いというイメージではないでしょうか。
そんな珪藻土ですが、実は住まいにおいても活躍しています。
それでは「珪藻土」が一体どんな素材なのかを早速探求していきましょう!
珪藻土ってどんな素材?漆喰との違いも知りたい!
珪藻土は古代ギリシャにおいて初めて建築材料として使われるようになりました。
(古墳の壁画など、人々の暮らしにはさらに古くから関わっています。)
「土」とは呼ばれていますが、実は珪藻というプランクトンの死骸が化石化した鉱物です。
表面には細かい穴が開いていて、ここに珪藻土が建築材料として優れている秘訣が隠れています。
Point1 調湿・脱臭効果がある
細孔構造によって、吸放湿効果が得られます。
ジメジメした夏は湿気を吸い、乾燥した冬は放出します。
湿気に混ざった、独特の匂いや有害物質(ホルムアルデヒドなど)も一緒に吸い取ってくれます。
Point2 防火・断熱性に優れている
耐火性に優れているので、火事が起こった時も燃え広がりにくい素材です。
細孔構造によって多くの空気層を持つため、自然の断熱性能があります。
Point3 遮音性能がある
よく学校の音楽室などでは有孔ボードと呼ばれる小さな穴の開いた壁材が使用されますが、
珪藻土はもともと細かい穴を持つ素材。遮音性も期待できますよ!
▲珪藻土の壁
どこかふんわりとした印象に仕上がります。
仕上がりの見た目が似ているため「漆喰と何が違うの?」と比較されることがありますが、
漆喰は「石灰石(サンゴ)」が主原料です。
原料は違えど、海という同郷であることから珪藻土と漆喰は似たような性質を持っています。
珪藻土で塗り壁DIYをしてみよう!家づくりをお手伝いしていただけます
せっかくのマイホームだから、家づくりに自分たちも携わりたいという方もいらっしゃると思います。
通常塗り壁は左官職人さんにお願いしていますが、珪藻土は一般の方にも扱いやすい素材です。
職人の塗り方を真似てもらいながら、一緒に塗り壁をしてみませんか?
たとえ上手く塗れなくても大丈夫!それがまた素敵な味わいとなりますよ^ ^
▲これは当社スタッフの自邸づくりの様子です
▲同僚や友達といっしょに塗りました!
過去回「【自然素材の家】モルタルって何?用途や特徴は?」もぜひご覧ください。
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