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家づくりコラム 2022.12.27

【自然素材の家】タイルってどんな建築材料?|素材や吸水性の違い|使い方も解説

こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。

第3回目の素材探求は皆さんが注目されているであろう「タイル」です!
マイホームを建てる時は取り入れたいと思っている方も多いのでは?

早速ですが、同じ「タイル」という名前でありながらも“種類”があるってご存知でしたか。
素材などの違いによってそれぞれ特徴があり、見た目の印象や設置した時の雰囲気が異なります。
本日のブログではタイル選びをする時に役立つ、タイル基礎知識をレクチャーします。

タイルの種類や素材の違いを知ろう

そもそもタイルとは、陶磁器製の建築素材です。
タイル全般の特徴は「劣化」「変色」が少なく、「熱」や「水」にも強いということ。
紀元前3000年より建築素材として使われており、美しい見た目もさることながら
私たちの生活に寄り添う優れた機能性も備わっています。

 

タイル素地の特徴と用途

タイルは2008年のJIS規格改正によって、吸水率を基準に新分類表記Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類とされました。
今回は一般的で親しみのある「〇〇質タイル」という呼び名でご紹介していきます。

1. 磁器質タイル(Ⅰ類)

・特徴

磁器タイルとも呼ばれています。
石英や長石・粘土などが主原料で、成型して1200℃~1350℃で焼き上げたものです。
緻密さ・固さが特長で、吸水率は3%以下と指定されています。

・用途

耐久性に優れたⅠ類の磁器質タイルは、雨風などによる劣化に強いため
屋外の玄関アプローチや玄関土間に使われることが多いです。
室内でも耐水性や耐久性が必要な場所にもおすすめできます。

2. せっ器質タイル(Ⅱ類)

・特徴

粘土・長石などが主原料で、それらを成型して1200℃前後で焼き上げています。
強度は磁器質タイルと同程度ですが、吸水率がわずかに高くなり10%以下に指定されています。
素焼きのようなナチュラルな質感や色むらを楽しめるタイルです。

・用途

外壁に使われることが多いタイルです。
土の自然な風合いを感じることができるので、外観にあたたかさを与えてくれます。

3. 陶器質タイル(Ⅲ類)

・特徴

陶土(とうど)や石灰が主原料で、1000℃前後で焼き上げたタイルです。
石灰は多孔質であるため、吸水率50%以下に指定された吸水性が最も高いタイルです。
吸水性が上がるに比例して耐久性がやや劣りますが、デザイン性が高いというメリットがあります。

「多孔質(細孔構造)」については前月のブログで詳しく解説中。
【自然素材の家】珪藻土ってどんな素材?|漆喰との違い|塗り壁

・用途

デザイン性と寸法精度の高さから、内装の仕上げにぴったりです。
装飾性を高めるため、釉薬(ゆうやく)を施して美しいツヤを楽しみます。
トイレや洗面・浴室の壁やキッチンといった水回りに使います。

 

坂根工務店のタイルを使った事例


▲洗面台の装飾にタイルを使用
こちらの事例は細かなモザイクタイルでスタイリッシュな雰囲気に。
タイルの大きさや質感・色味によって個性を出すことができます。


▲玄関アプローチにタイルを使用
雨ざらしになる部分に使っても安心!
タイルは高級感のあるイメージを与えてくれるので玄関先にピッタリです。


▲バスルームの床はタイル
ユニットバスが流行していますが、タイル床の浴室はホテルのよう…!
床面だけでなく、壁面に使用するのも素敵ですよ^ ^

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