外に閉じて 中へ開く
舞鶴市 N様邸
「外部からの目線がまったく気にならない平屋の家にしたい」というのが、当初からのご要望でした。
もちろん、いくらプライバシーを守るといっても採光と開放感は必要です。
外に向かって閉じ、中に向かって開く。
この考えを軸に、人とはちょっと違うコートハウスの計画がスタートしました。
( 竣工:2013年6月 / ご家族構成:ご夫婦とお子さま2人 )
HIGHLIGHT みどころ
要塞のような世界観
道路側から見ると、白いガレージの横にピラミッドのような箱が並んでいるという印象。
側面に小さな窓とトップライトがいくつかあるだけで、大きな開口はひとつも見当たりません。
まるで要塞のような独特の風貌。
凸凹のある外壁は、ファイバーグラスシングルという屋根材を外壁まで施工したもの。
なんとも不思議な外観ですね。
山小屋風コートハウス
閉じた外観からは想像もつかないような、大開口をいくつも設けた開放的な空間はコートハウスならでは。
無垢の床、露出した梁、天井の構造用合板、裸電球。飾り気のない素朴な仕上がりが、どことなく山小屋を思わせます。
放射状に伸びた梁は、なかなかのインパクトですね。
空を眺めてバスタイムを
白で統一した空間、猫足のバスタブ。
中庭に面した、夢のようなバスルームが完成しました。
天窓からは直射日光がふんだんに注ぎ込み、じめじめしがちな浴室を明るく・衛生的に保ってくれます。
開放的な空間で、空を眺めながらゆったりとしたバスタイムを。
廊下から眺める中庭
天気のよい日にはテーブルを出してティータイムを楽しんだり、アウトドアチェアで読書をしたり。お友だちを呼んでBBQもいいですね。
コンクリート敷きなので、草むしりなどのお手入れも必要ありません。
中庭の向こうには、LDKとバスルーム。家中どこにいても家族の気配を感じます。
B33-0487