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施工事例 2023.11.14

これぞ坂根工務店の手仕事!事例を探求〜漁師町で家族そして地域と営む暮らし〜(前編)

こんにちは、坂根工務店の林です。

今回の事例紹介では「家族や近所の方とのコミュニケーションを大切に。」をコンセプトに、生まれ育った地域に建てたお住まいをお届けします。和の趣と遊び心を散りばめた住まいは完全自由設計ならではです^ ^
前編では住まいづくりのコンセプト、外観〜玄関〜離れをご紹介します。

 “家族”のための母屋と“仲間”を呼ぶ離れのある家に

施工事例「いぶし瓦の映える家」より

お施主様が生まれ育った場所は漁師町。
昔からの伝統を守るこの町では、地域の神様のお社を持ち回りでお祭りする風習が引き継がれています。
この町に住む人々はつながりを大切にしており、行事のたびに仲間たちを呼んでお酒を酌み交わします。
建築にあたって、お施主様には「家族で暮らす母屋」と「仲間と集まる離れ」をご要望いただきました。

お施主様との出会いは2014年開催ASJ建築家展がきっかけです。
そのイベントに登壇されていた、Atelier SETTEN一級建築士事務所の進藤勝之先生の設計に興味をお持ちになりご依頼いただきました。

外観のご要望は「和テイスト」。
黒々とかっこいい外壁には「防火サイディング」を使用しています。和モダンな雰囲気で素敵ですよね!
屋根にはいぶし銀の色をした「和瓦」を採用。急勾配が掛かった切妻屋根で、美しい瓦が良く映えるよう工夫。軒の深さで数寄屋造の高級感も取り入れています。
進藤先生曰く、2階建てながら平屋に見えるように設計されているそうです。
ちなみに写真左側は母屋、右側が離れです。

母屋と離れは共通の玄関を使用します。
左手にはまるで能の舞台のような、和の外観に似合うウッドデッキを設けています。

夜になると照明が灯され、ウッドデッキが浮かび上がります。
ご主人がお仕事から帰宅され晩酌をする、とっておきの場所となっています。

純和風の格子の引戸の上には、組木欄間を配した明かり採り窓
玄関の中に光が差し込み、美しいコントラストが生まれています。
写真左手から離れに、右手から母屋に入ります。

床には大盤の石板を四半張りに配置して、料亭のようなプレミアムな造りに。
離れの入り口には一段階格子戸を、小上がりには石の踏み台を設けました。
天井は張らず、屋根の小屋組を魅せる化粧屋根裏天井を採用。玄関部からもその迫力が伝わります。

現在は地域の寄り合いの場所やご両親が宿泊する場所、そして通称「酒呑み場」として活躍する離れ。
室内は深いグレーをベースに、赤い収納がアクセントになっています。

大型の収納庫には、行事で使う座布団や来客用のお布団をたっぷりと収納できます。
収納庫下の窓は明かり採り、通風に役立ちます。
ただお洒落に魅せるだけではなく機能面への細かな配慮は、進藤先生の成せる技です。
将来はご夫婦の寝室に…?ということで、寝室にも適した造りとなっています。

来客が多いため、離れにお手洗い・洗面所も隣接させています。
洗面ボウルを黒で統一して、オープンスペースながらスッキリとした空間設計です。

離れだけでもワクワクしませんか?
後編では母屋を解説いたします。お楽しみに♪

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