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家づくりコラム 2022.01.06

客間のある風景

こんにちは、坂根工務店の塩見恭子です。

昔の家は、そのほとんどが和室で構成されており、そのうちの一間が客間として使用されていました。
昭和40年頃には西洋の様式を取り入れた応接間を玄関脇に設ける家が増えましたが、やがて応接間は日本の住まいから姿を消し、和室だけが根強く客間として残りました。

今では客間のない家もかなり増えましたが、それでも「客間としての和室がほしい」とおっしゃる方は一定数おられます。
難しいのは予算との兼ね合い。どうしても和室(客間)はほしいが、予算的に面積を絞る必要がある場合、客間という使い方に限定するのではなくリビングに和室を隣接させるなどして用途を兼用します。

どうしても独立した和室がほしいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
たとえば、里帰りしてきた子どもたちの寝泊まりする部屋がほしいという方。年に数回のことでも、落ち着いた環境で休ませてあげたいという親心なのでしょう。

今の時代。来客を迎え入れる機会も昔に比べて多くはありませんから、独立した客間を設けるというのは、どちらかといえば贅沢な考え方かもしれません。

なかには「客間は客間であり、そもそも兼用するものではない」という考えの方もいらっしゃいます。
“お客様を招き入れる場所”という意味では、客間は玄関と同じくその家の顔であり、その家を表現できる部屋でもあります。
「独立した客間が必要」という考えは、お客様に対する『おもてなしの心』の表れといえるのではないでしょうか?

坂根工務店ではそういった気持ちを大切に、お客さま1人ひとりに合ったスタイルの客間をご提案させていただきます。

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