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家づくりコラム 2023.08.24

「1年経ったら木が落ち着く」とはどういう意味?

こんにちは、坂根工務店の堂本です。
私たちの業界用語で「木が落ち着く」という言葉がありますが、皆さんはどういう意味か分かりますか?

「木の空間に癒される、落ち着くように感じる」という意味ではなく、一言であらわすと「木材が安定する」ことを私たちはこう呼んでいます。

木が落ち着くまでに1年間かかる理由

木材は”水分によって変化する“ことを念頭においてください。
まず、木材が切り出され丸太になったとき、木が含む水分量を10割とします。
それから乾燥作業を通過し、実際の家の構造材として使える木材として2割程の水分量となって流通されます。
それから1年ほど経過することでだんだんと乾燥が進み、木材の変化(狂い)がほとんどない状態になります。

実は竣工(家が完成する)段階では木材に2割ほどの水分量が残っていることから、わずかな狂いが出る可能性があります。そこで私たちは「木が落ち着く(安定する)」1年経過した時点で点検を行うようにしています。

木の狂いをなくす工夫と点検箇所

私たちは木の変化を見越して、なるべく木の動きを軽減するような施工を行います。
例えば、下地材は間柱(まばしら)・胴縁(どうぶち)というように縦にも横にも張り巡らせることによって狂いが少なくなります。
力学的なことですが、力の逃げ道を作る(相殺)するという原理の工法です。

1年点検

具体的には、壁紙の点検や扉の戸車の調整などをしています。
木が動くことによって壁紙にヨレが見受けられたり、扉の開閉に不具合が見られることがあるからです。
和室であれば障子をスムーズに動かすために、木をカンナで削って調整することも。

坂根工務店では「家守り風土」という伝統があり、ご連絡をいただければいつでも駆けつけます。
家を建てて終わりではなく私たち工務店とは、末永いお付き合いとなります。
お気軽に頼っていただければ嬉しいです。

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