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こんにちは、坂根工務店の坂根広泰です。
今回の事例を探求では、お施主様のしたい暮らしを考え、家事動線や収納にこだわった住まいの解説をしていきます。
前編ではお客様との出会いとご要望、外観・玄関編をお届けします。

 シンプルで機能的。飽きのこない心地良い住まいづくりを

この住まいのお施主様は、30代のご夫婦。
お打合せ時には妊娠後期で、新しい家族を迎えるための家づくりでもありました。

数年前から住宅見学会巡りをされており、坂根工務店には昨年の4月に完成見学会にお越しいただいたことが最初の出会いでした。見学会の1ヶ月後に気になる分譲地を見つけ、立地環境に悩んでいたところでご相談いただきお打合せを進めていくことに。お子さんができたタイミングと、2人で暮らしていたアパート1LDKが手狭に感じていたことも重なって、弊社に新築住宅をご依頼いただくことになりました。

ご要望としては、第一に収納や機能面にこだわりたいとのこと。
さらに、ごちゃごちゃ感がないシンプルでナチュラルな雰囲気の家を完成イメージとしてお伺いしていました。

外観は潔くブラック系のワントーンに。
シンプルでスタイリッシュな雰囲気に合わせて、エントランス周りだけ「ケイミューのSolid」というセメントでできた外壁材を張っています。

夜にライトアップすると、Solidの模様が浮かび上がってより一層高級感のある雰囲気に。
設計段階では木目調のサイディングと迷われていましたが、新たな素材選びが功を奏しました。

階段はお子さんが上ることも想定してゆるやかな3段に。
照明が脚元を明るく照らすので、安心して昇降することができます。
玄関横のスペースには自転車やベビーカーを。

玄関ドアを開け室内に入ると、外観とコントラストを効かせた明るい空間が広がります。
天井まで伸びるシンプルな手すりは空間に馴染み、使いやすいデザインに造作しました。

玄関が毎日スッキリと片付くように、引戸で仕切ることができるウォークスルーのシューズクロークを設置しました。靴はもちろんコートや雨具、外で使うあらゆるものを収納できる広い空間です。

後編では、家事動線にこだわった室内の様子をご紹介します。