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こんにちは、坂根工務店の堂本です。

家づくりと予算の兼ね合いというのは本当に難しいもので、叶えたい条件の優先順位を決め、取捨選択していくという作業が、どうしても必要になってきます。
そして、新築以上に難しいのがリノベーションの予算合わせです。

リノベーションなら、新築よりも安くきれいな家に住める。
そう思われがちですが、シロアリ被害や木部の腐朽といったイレギュラーなことの多いリノベーションは、実はお客さまが思っている以上にコストがかかります。

1千万円、2千万円という費用をかけてリノベーションするからには、家を新築のようにきれいにしたい。
お客さまがそう考えるのも当然のことですが、大きな家を建てるほど工事費がかかるのと同じように、リノベーションの場合も床面積が多いほど工事費は高くなります。
そのため、そこそこの床面積がある家を全面改修しようと思うと、それこそ小さな家が一軒建つくらいの金額になってしまうのです。

では、どのようにコストを調整していくのか。
坂根工務店では、お客さまのご要望に応じて全面改修のプランを提示いたします。
全面改修にどれくらいの金額がかかるのか、知っていただくことも大切だからです。
そこから、優先順位を決めて、改修する部屋としない部屋を分けていく。あるいは、全面改修はするけれど、できるだけ材料を再利用するなど、減額の方法をお客さまと一緒に考えていきます。

9月の施工事例で取り上げた、D様のリノベーション事例をご覧ください。
→【施工事例】昔の趣が残る、現代の家（http://sakane.co.jp/blog/p6170/)

こちらの事例では、全面改修というお施主さまのご希望を実現するため、ライフスタイルをガラリと変えるプランを提案いたしました。
2階の床の大部分を取り除くことで、明るく開放的なLDKをつくり出すとともに、家全体の床面積を削減。
そうすることで、改修にかかるコストを抑え、結果的には新築同然の全面改修が実現しました。

こういった発想の転換も、ときには必要になってくるのではないでしょうか。