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こんにちは、坂根工務店の林です。
和風建築の代表的な建具である欄間(らんま)ですが、最近の住宅においてはなかなか使われることが少なくなってきました。

私たちは伝統的な和室のご依頼を多くいただくことから、現在でも欄間を扱うことがよくあります。
ぜひ欄間が持つ唯一無二の魅力をより多くの方に再発見していただければ嬉しいです！

欄間の歴史

欄間は平安時代にはその原型が仏堂において用いられており、約千年もの歴史がある日本が誇る建具です。

古い時代の欄間については、採光の他に「香道」を嗜むために強い香りや煙を逃す換気口、各部屋に行き渡らせる通気口としての役割を持ち合わせていたといわれています。

現代において欄間は彫刻や組木を施した華やかな装飾をイメージされますが、以前は大変な高級品でしたので高階級の建築にしかそのような装飾はなされていませんでした。
時代を経て江戸時代頃に一般にも浸透したことで、主に和室の装飾として使われるようになりました。

欄間と坂根工務店の家づくり

旧家やご実家の建て替えをご依頼いただく場合には、お施主様の多くが旧家の欄間に愛着を持たれており、建て替え時にはその欄間を移設して用いています。

実際に現代住宅においても欄間の魅力は光ります。
使用する目的としては採光と通気面、和室では装飾として。
モダンな室内の中で、木の細工から光が透ける様子は至極美しく思わずうっとりしてしまいますよ。

さらに程よい目隠しにもなってくれるので、例えば家の中心に配置した部屋の明かり取り窓として欄間を設置するのもおすすめです。
和風で派手なデザインの物だけではなく、ナチュラルな組木やステンドグラスを用いたものもあり、きっと取り入れやすいと思います。

玄関先に欄間を設置して光の明暗を楽しむこともできます。
欄間を使いたい方はぜひご相談くださいね！